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※終了しました

工学院大学建築学部 主催
第9回 高校生の建築フレッシュ・アイデア・コンペ
「住み続ける」

「住み続ける」という言葉から、あなたはどのようなことを想像しますか。
生まれ育った家にずっと住み続けることを考える人もいるでしょうし、大人になって家族を持つなどして住む家は変わっても、故郷のまちや同じ地域・都市に住み続けることを想像する人もいるでしょう。
また、主体が自分ではなく、家やまちを中心に考えて、住まい手が替わっても壊されずに長く住み続けられる家や、長い間同じ風景を壊さずに住み続けられているまちを想像する人もいるかもしれません。
一方で、まだ住めるのに、まちの再開発などで家を取り壊さなくてはならなくなる場合もあります。あるいは大地震などの災害で、同じ地域に住み続けるのが困難になってしまう場合もあるかもしれません。

この課題では、「住み続ける」という言葉から自由に発想した提案をして下さい。
それは、理想とする家やまちの提案でも、そのあり方の提案でも、ライフスタイルの提案でも構いません。震災などへの対応を考えた提案もあるかもしれません。
みなさんの自由なアイディアを期待しています。

結果発表

今年で9回目を迎える高校生の建築フレッシュ・アイデア・コンペ。今年のテーマは「住み続ける」です。核家族化と少子高齢化が進展する現在の日本では、同じ家に住み続けることが徐々に難しくなっています。シェアハウスや超高層住宅など、新しい住まい方が盛んに喧伝されている今、「住み続ける」ことにはどのような価値があり、また、「住み続ける」ためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。この難しいテーマに、今年は絵の部門に23点、文の部門に10点の力作の応募をいただきました。厳正な審査の結果、入選された作品をここに紹介させていただきます。今後とも引き続き、多くの皆様が本コンペへ参加されるようお願い申し上げます。

工学院大学建築学部
高校生コンペ審査委員会

最優秀賞(絵の部門)

「紙の家」
富山県立富山工業高等学校 出町那菜さん
 

最優秀賞(文の部門)

「好意と行為のブツブツ交換~その町にずっと住み続けるために~」
東京都立工芸高等学校 須賀友美さん

絵の部門
最優秀賞 紙の家 出町 那菜 富山県立富山工業高等学校 1年
優秀賞 河口堰と漁師さんの家 
水質と向き合った佐々木さんの願い
飯田 雪乃 三重県立四日市工業高等学校 2年
審査員特別賞
藤木隆明賞 住まいのローテーション 三浦 静佳 東京都 私立桜丘高校 3年
澤岡清秀賞 末永く住み続け、そしてコンパクトに住まう 山田 ちなつ 埼玉県立熊谷工業高等学校 2年
塩見一郎賞 Do it ourself
~私たちでつくる住み続ける家~
北村 日菜乃 富山県立富山工業高等学校 1年
西森陸雄賞 風情ある行田の町屋に住み続ける 佐々木 彩 埼玉県立熊谷工業高等学校 3年
鈴木敏彦賞 ワームハウス 六軒 万里亜 富山県立富山工業高等学校 1年
境野健太郎賞 式年住替 久保 紗楓 富山県立富山工業高等学校 1年
文の部門
最優秀賞 好意と行為のブツブツ交換~その町にずっと住み続けるために~ 須賀 友美 東京都立工芸高等学校 3年
優秀賞 故郷を共有する家 石田 千夏 東京都立工芸高等学校 3年
優秀賞 私の好きな町"蒲原宿"に住み続ける 久保田 章斗 静岡県立科学技術高等学校 3年
審査員特別賞 『Revival Village』~集落の再生~ 石川 裕真 静岡県立富岳館高等学校 3年
審査員特別賞 団地再生計画~人々に「住み続けてもらえる」団地構想~ 沢井 陽亮 東京都私立帝京大学高等学校 2年

応募要項

応募の資格
  • 2016年4月現在、高等学校に在学中(高等専門学校1~3年生を含む)であること。
  • 応募作品は個人による作品に限ります。
  • 「絵の部門」「文の部門」の両方への応募は可としますが、ひとりあたり各部門1点ずつしか応募できません。
提出締切

2016年8月27日(土)当日必着

  • 郵便、宅配便などを使ってお送り下さい。締切日後に到着したものは受理しません。
  • なお、直接持参による提出は受け付けません。
  • 締切後、概ね10日間以内に受領確認のメール(あるいはハガキ)を提出者全員にお送りします。9月6日を過ぎても通知が届かない場合は、提出先の電話番号にお問い合わせ下さい。
提出先

〒163-8677 東京都新宿区西新宿1-24-2
工学院大学建築学部 コンペ「○の部門」 (○には応募部門に応じて「絵」か「文」を記入)

TEL.03-3340-0140(建築学部事務室)
提出作品の
書式等と
提出方法

絵の部門

  • 設計図面(縮尺は自由)、ドローイング、模型写真など、自分の空間提案を表現したものをA2版用紙1枚(横使い420mm×594mm)におさめたものを提出作品とします。
  • ケント紙あるいはそれに類する厚紙とし、表現は鉛筆、インキング、着色、写真貼付、プリントアウトなどいずれでも可とします。ただし、パネル化しての提出はしないで下さい。

文の部門

  • ワープロ等を使用し、A4版用紙(横書き・縦使い)数枚にまとめ提出して下さい。文字の大きさやレイアウト等は自由です。
  • 1枚目は表紙とし、文のタイトルと200字以内の概要を記入して下さい。
  • 文章を補い、主張を裏付けるための図版、写真等を文中に使用してもかまいません。
  • 作品はWord形式またはText形式のファイルでCD-ROM等に保存し、作品とあわせて送ってください。(図版入りの場合、可能であればpdf形式のファイルも送ってください

文の部門

  • 提出作品には、応募者の所属や氏名等がわかる内容を一切記入しないで下さい。
  • 別途、ホームページにアップされている所定の応募用紙に、必要事項(氏名、自宅住所、電話番号、PCメールアドレス、学校名など)を記入して作品に同封して下さい。
  • 作品は折り曲げずに送付して下さい。
  • 応募作品は未発表のものに限ります。学校の課題として制作し、学校内だけで公表されたものは、未発表作品として扱います。
  • 応募作品は返却しませんので、必要な場合は予め複製を作っておいて下さい。
  • 以上の各点が守られていない作品は審査対象となりません。十分注意して下さい。
審査員

絵の部門

審査委員長
藤木 隆明 (建築家/本学建築デザイン学科教授)
審査員
澤岡 清秀 (建築家/本学建築デザイン学科教授)
塩見 一郎 (インテリアデザイナー/本学建築デザイン学科教授)
西森 陸雄 (建築家/本学建築デザイン学科教授)
鈴木 敏彦 (建築家/本学建築学科教授)
境野 健太郎 (建築計画/本学建築学科准教授)

文の部門

審査委員長
下田 明宏 (ランドスケープ/本学まちづくり学科教授)
審査員
中島 裕輔 (環境工学/本学まちづくり学科教授)
藤賀  雅人 (安全・安心/本学まちづくり学科助教)
吉田 司雄  (文学/本学国際キャリア教育部門教授)

最優秀賞:各部門1点 奨学金5万円
優秀賞:各部門2点 奨学金3万円
審査員特別賞:各部門5点以内 奨学金1万円

審査結果の公表など
  • 厳正に審査(非公開)を行い、9月中旬頃までに、入賞者への郵送及びホームページ上で審査結果を公表する予定です。
  • 受賞作品は、10月9日(日)に予定されている「秋のオープン・キャンパス」で展示します。
  • 同じく10月9日(日)に表彰式を実施し、表彰式後には建築家と語る「トークイベント」を実施する予定です。後日、ホームページなどでご案内いたします。
その他の注意事項
  • 作品の著作権は応募者に、ただし入選作品については広報用の著作権を本学に帰属するものとします。
  • 上記以外の事項に関しては応募者自らが判断することとします。電話等での問い合わせには応じられませんので、予めご了承下さい。
応募用紙
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応募要項
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ポスター

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